2017年1月18日水曜日

インドと東北

インドから日本に帰って来て10日目ぐらい。あっと言う間に日々は過ぎて行き、旅の記憶が日々薄らいで行くと、あの旅は夢だったんじゃないのかなーと本気で思ってしまいます。インドの旅は過酷といえば過酷でした。英語はまったくしゃべれないし、インド人はことごとくダマしてくるし、列車は24時間ぐらい遅れてくるし、道は野良牛のうんこだらけだし、汚いし臭いし。だけどなんというか、インドの過酷な環境に直ぐに適応して楽しんでいる自分がいて少し驚きました。こんなこと言うと調子こいてんなーと思われそうですが、あーなんか余裕だなーと感じていました。で、なんでこんなに余裕でいられるのかなーと考えていたときに、あっ、震災後の経験があるからだなーと思いました。

東日本大震災直後、僕は避難所になった石巻の渡波小学校で数ヶ月間ボランティア活動をして過ごしました。あの環境は過酷でした。まったく環境に適応出来なくて、適応出来ないまま日々を過ごしていました。毎日がいっぱいいっぱいで、まったく笑えない時期もありましたし、楽しくはなかったです。あの過酷さに比べたらインドの過酷さは余裕で楽しめる過酷さでした。渡波小学校での経験はいろいろと自分を変化させたんだなーとインドでしみじみと考えていました。

1人旅は自分ととことん向き合います。だから僕は1人旅が好きです。旅の間、頭の片隅で東北のことをずーっと考えていました。ふるさとから遠ければ遠くに行くほど、ふるさとのことを考えてしまうのはどうしてでしょうね。どの土地も良いとこと悪いとこがあります。東北の良いとこ悪いとこはいろいろと自分なりに知っているつもりでいます。いろいろひっくるめて東北、そしてふるさと山形のことが僕は好きだなーと旅の間ずっと考えていました。あー!なんだか東北の友達と会いてーなー!

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