昨日「ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション真の代償~」というドキュメンタリー映画を見ました。ショッキングな内容でした。久しぶりに絶望的な気持ちになりました。映画は価格の安い服がどこで誰が作っているのを追った映画だったのですが、知らないことだらけでした。安い服がバングラディシュで多く作られていること。工場からでる汚染水で町に奇形児がふえていること。劣悪すぎる労働環境にデモを起こしたら警官に撃ち殺されたこと。価格の安い服で使われるコットンの多くがインドで作られていて、遺伝子組換えの綿を作らされたインドの農民が次々と自殺していること。僕が今まで何も考えず、安いからという理由で買っていた服が、環境を破壊しているんだと知ったこと。そして、誰かを殺していたんだと知ったこと。
と。。。文章を書きながらも、また絶望的な気持ちになってしまったのですが、森で草を刈りながら、頭の中でどうすればいいのかなーと、じーっくりと考えていると、そこまで絶望的な気持ちにならずに考え続けることができます。まー、解決方法なんて1つも見えてはこないのですが、パソコンの前で情報を調べているよりも、草を刈りながら、じーっくりと考えている方が僕には向いてるようです。
そこで、ハッと気づいたことがありました。この感覚って海辺で漂着物を集めている感覚と同じだ!と気づきました。海辺で漂着物を集めている時ももくもくと作業をします。僕はその作業はまったく苦にななず、むしろ好きな作業です。漂着物がなくなる解決方法もまーったく見えてはいないのですが、漂着物を集めながらじーっくりと考え続ける行為は好きです。
そこでまた、ハッと気づいたことがありました。僕は海辺で赤い大きなソリを引いて漂着物を集めているのですが、森で引いいたらどうだろうと思いました。そして、赤い大きなソリを使って刈った草を運び出しました。そしたら作業のスピードがぐんっ上がりました。
そこでまたまた、ハッと気づいたことがありました。海と森は一緒なんじゃないのか!と。。。思ったあたりで、なんだかよく分からなくなってきて、1人で軽く失笑して、本当の無心になってもくもくと草を刈り続けました。
そんな森の中の日々。写真は森への行き帰りでいつも通る道。僕はこの道がとっても好きです。
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